絶・対・に・創作の役に立たない映画評のブログ

創作に役立つ、オススメの映画を紹介

『クリスマス何見よう?』って思ったら……  『ラブ・アクチュアリー』(2003)

f:id:pixymoterempt:20190104185158p:plain

 イギリスを舞台に、それぞれのキャラが迎えるクリスマスを、オムニバス形式で

 ピーターという黒人の青年が、友人の歌うビートルズの『All You Need Is Love』によって祝福される。


 リーアム・ニーソン演じるダニエルは、妻の好きだったベイ・シティ・ローラーズの曲をバックに、妻の棺を担ぐ。

 

 実に対照的なシーンである。

 

 コリン・ファースは、自分の弟が恋人とイタす現場に。
 傷心の彼は小説を書くため、コテージに引きこもる。

 

 息子まで引きこもってしまい、悩むダニエル。
 困った彼は息子と川沿いのベンチで相談にのる。

 

 

 息子は言う。「恋をしているんだ」と。
 

 

 ホッと胸をなで下ろすダニエル。だが、本格的に相談に乗れないことを悟ったようにも見える。
 

 ヒュー・グラント演じる若き英国首相は、暴言クセのあるお付きに惚れる。

 

 なんとか口説こうとするが、自身の役割が重い故か、相手から距離を置かれてしまう。

 

 だが、お付きが米国首相に口説かれている場面を見て、彼の心は決まった。

 

「戦争や!(大嘘)」

 

◇この映画の特徴

 
・イギリスが舞台でコリン・ファースが出ているけど、『キングスマン』じゃないよ!

 

リーアム・ニーソンが出ているが、アクション映画じゃないよ! ラブストーリーだよ!

 

・『SHERLOCK』のワトソンが出てくるけど、本作の相棒は女性だよ!

 

 一見関わり合いのなさそうな人々が、実は繋がっていたりと、そういう関係性を楽しむ映画。


 ちょい役のMr.ビーンが、やったら準備好きなのも、ちゃんと伏線になっている。

 

◇創作に使えそう?
 
 偶像劇なので、創作にはちょっと活用しづらい。


 関係性を把握するのが難しい。

 おそらく、5回見ても、相関関係は覚えきれない。

 

 シナリオは難しくないので、ダラ見がオススメ。
 キャラ相関の妙に「すげえ」と酔いしれつつ。
 
 創作したいならば、素直に一個一個のストーリーを丁寧になぞろう。

 そもそも、キャラ相関有りのオムニバス自体、創作が大変なので。


◇視聴のポイント
 一人の人物に焦点を絞る。

 

 オレの場合は

 

リーアム・ニーソンの息子
コリン・ファース
・再起を図る老ミュージシャン

 

 の順で、追いかけた。

 

 このように、気に入った誰かを追いかける方法が、自然に話に没頭できる。

 

 ◇結論


 群像劇は小説で挑むべきではない。
 マンガならOK。

 

(余談)
 
 クリスマスの映画といえば、これか『シザー・ハンズ』かなと。
 ただ、シザーハンズの方は二〇年前に見たきりで覚えてなくて。

 歳は取りたくないなー。


 映画評一発目で『テッド』も考えたけど、思いとどまったオレを褒めてくれ。