元・読書ギライがススメる読書感想文の書き方 要点は本の選び方だけ!
|読書感想文ってしんどいよね
オレは読書感想文が苦手だった。
第一、感想を書くこと自体が、その著者にとっていいのか、という屁理屈から、オレは抵抗を続けた。
実際はただの本嫌いなだけだったんだが。
でも、おっさんになって読書を始めて、今では作家を目指すようになっている。
なぜか。
学生時代に『スレイヤーズ』の原作を読んだからかな、と。
「ラノベ楽しいなぁ」と、漠然と考えるようになっていったからだと思う。
ただ、それでも読書する習慣までは身についていなかった。
映画ばかり見ていた。年間100本は見ていたかなと。
それでも、映画のノウハウが自分の身についているか分からない。
そこで、mixiで感想を書いてみた。
「アシッド映画館」や、「映画批評」などのようなコトをやってみたいとは思っていたので。
すると、映画の作り方やノウハウなどが、頭に入ってきたのだ。
アウトプットの方が、創作術には使えると思った。
それから、オレは読書にも手を出して、読んだ本のアウトプットで力をつけていった。
結果はまだ出てはいない。
それでも、投稿したら一次通過は定期的にできるようになっていった。
やはり、アウトプットを身につけたおかげだろう。
そこで、読書嫌いが、本を読む習慣をどうやって身につけたのかを話そうと思う。
|なぜ読書嫌いになったのかを考える。
まず思うのは、本の選び方だ。
読書を嫌いになる理由は、その「分厚さ」だ。
ハードカバーや厚めの文庫を手に取って、
「うええ、この本全部読むのかー」
と、ひよってしまう。
読書好きなら「こんなにも読むところがあるぞ」と思える。
脳の構造が違うのだ。
|本好きほど、読み飛ばしが基本!?
聞いた話によると、本好きほど本を最後まで読まないらしい。
つまらなかったら、ページの途中でもポーイしてしまうんだとか。
なので、「ちょっと読みたかったないようと違う」と思えば、迷わず本を閉じること。
無理をするから、本が嫌いになる。
ならば、無理をしない読み方を身につけては。
|読むべきは本はなに?
それは、「ビジネス書」だ。
「うわー、専門用語多そう」と、思うかも知れない。
実際、分からない単語が多い本も存在する。
ただ、それは「起業、投資などをする人」や「経営論を学ぶ人」向けに書かれた本だ。
手に取る必要自体ないかも知れない。縁がないからね。
比較的やさしめの本も出版されている。
普通のサラリーマン用に書かれた本なら、比較的分かりやすいかと。
投資の本よりかは、貯金の本。
経営学より、経営者の体験談などを読んでみると、頭に入りやすいかと。
|本の読み方
読書の基本は、
・読み飛ばす
・自分の読みたい部分だけ抜き出す
・面白くなかったら本を閉じる
でいい。
特に、ビジネス書などは、読み飛ばす前提で読むと決めていった方がいい。
「これを読んで、ひとまずこの部分だけでも行動してみようと思った」
程度の感想でいいのではないだろうか。
|読書感想文に向かない、意外な本
「読書嫌いが」読書感想文を書くに当たって、向いてない本がある。
実は、「小説」なのだ。
理由は、「読み飛ばせない」から。
たったこれだけでも、「読めない読者」にとっては苦痛なのだ。
意外かも知れないが事実である。
あくまでも、「本を読む習慣がない人に限って」言えばだが。
短編小説ならいいのでは? と思う人はいるかも知れない。
ただ、短編は案外テクニカルに書かれていることが多い。多視点とか。
書いている人間が言うのだから、信用していいかと。
とくに「手っ取り早く、読書感想文を済ませたい」なら、小説より「読み飛ばす前提で読む」ビジネス書をススメる。
|まとめ
どうして、こういう話をするかというと、「誰しもが本を好きになって欲しい」から。
オレみたいに、読書に関して苦手意識を持つのはもったいない。
読書を楽しむ習慣を身につけて、知識を得つつ、地頭も良くしていこうぜ、と言いたい。