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宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド(2018) M・A・O VS 市道麻央

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戦隊が盗人!?


 
 ジライヤたちスペーススクワッドが追っている宇宙忍デモストが別の宇宙へ姿を消す。 同じ頃、大統領ツルギが開発したネオキュータマが、賊に奪われた。
 奪ったのはかつての仲間、 カメレオングリーンのハミィだった。

 リーダーのラッキーには信じられない報告である。

 だが、ショウ・ロンポーが負傷(ギックリ腰)している。

 大統領のツルギは、ハミィ逮捕の決断を迫られる。

懐かしのヴィラン復活


 
・ゲキレンジャーのメレ
・シンケンジャーの十臓
・ゴーカイジャーのバスコ
・ゴーバスターズのエスケイプ

 人気だったヴィランが、ネオキュータマの力で復活した。
 しかも、元のキャストのままというね。
 
 戦闘狂の三人は、好きなように暴れ回る。
 それぞれヴィランの名台詞も聞けるというおまけ付き。
 これは素晴らしい。
 
 だが、メレだけは言うことを聞かない。メレが信じるのはリオ様のみ。
 再度洗脳されたが、またしても記憶に邪魔をされ、ロクに活躍せずに終わる。

 街を襲った中には、ハミィまで混ざっていた。
 ハミィの処遇を巡って、キュウレンジャーは味方同士で対立を引き起こしてしまう。

 彼女は、本当に悪者側についてしまったのか?

 真相は違った。

 なんと、彼女は忍術の師匠を拐かされ、協力させられていただけだった。
 
 しかも、捕まっている師匠:鶴菊を演じているのは、なんとカクレンジャーのニンジャホワイト! 
 え、この人が師匠だったの? そら強いで!

ポイント:意外としっかりしたミステリ

 人気ヴィランを復活させ、ヒーロー同士も争わせる。
 一時期、『ルパパト』と同時期だからと、「戦隊同士の対立」は流れそうになったらしい。

 メンバー同士で解決しない問題に、宇宙刑事側やメレが口を挟むという展開。
 夢の共演ならではの、粋な演出である。

  
 物語としては、割と騙してくれるミステリとして、イイ感じに仕上がっていた。

 この手のシリーズは、アクション以外にも力を入れてくれている印象だ。

 まさか、シャイダーがラストの「推理パートで」大活躍するとは。

まとめ

 群像劇は、役割分担をしっかりと。
 

余談


 キュウレンジャーメンバーのレストランに、神谷浩史さんと大塚明夫さんが顔出しで登場していた。

 だが、サプライズはそれだけではなかった。

 声優:M・A・O氏が演じるメンバーの前に、女優:市道麻央氏が「ゴーカイジャーのルカ」として再登場という「中の人VS外の人」というドリーム共演を果たす。