絶・対・に・創作の役に立たない映画評のブログ

創作に役立つ、オススメの映画を紹介

ハンコック(2008) 不真面目系クズの人生やり直し作戦

f:id:pixymoterempt:20190531192357p:plain


 

子どもにさえクズ呼ばわりされるヒーロー

 冒頭、ヒーローのハンコック(ウィル・スミス:江原正士)が子どもに起こされる。
 街頭TVで、強盗が逃走している。
 だが、ハンコックは「あっちへ行け」と追い払う。

「このクズ」と、子どもは吐き捨てる

 現場へ向かったハンコックは、強盗を説得どころか、酒ビンとサングラスを潰された腹いせに、強盗に嫌がらせをする。

 そのせいで、被害が拡大。

 ハンコックは、活躍すればするほど街を壊す厄介者だった。

 慈善活動家レイ・エンブリー(ジェイソン・ベイトマン)は、踏切で立ち往生していた。

 ハンコックはレイを助けた。自分が列車にはねられて、車数台を破壊する。
 周りがハンコックを批難する中、レイだけはフォローに入る。

 レイは、お礼として、彼のイメージアップを手伝うと入ってくれた。

 だが、ハンコックは相手にしない。

受刑者ハンコック

 ハンコックをヒーローにする作戦として、レイはハンコックを刑務所に入るように説得した。

 これを受け入れ、ハンコックは受刑者に。

 そのせいで、アメリカの犯罪率は上昇した。
 すぐにハンコックは釈放されるだろう。
 
 だが、彼がおとなしくしているはずがない。
 速攻脱獄を試みる。
 だが、レイから「僕に任せてくれ」とせがまれ、思いとどまった。

 レイは「人を褒めろ」とアドバイスをする。
 相手を敬うのだ、と。
 ユニフォームまで作られ、「あとは出番を待て」と告げた。
 
 ようやく警察から、救助依頼が来た。

 ハンコックは見事犯罪者を捕らえ、被害も最小限に食い止めた。
 警察にエールを送るのも忘れない。
 彼は、ギャラリーから祝福される。

 レイ夫妻とのディナーに誘われたハンコックは、自分の過去を語る。
 彼は不老不死で、80年前からの記憶がない。
 ポケットに「ハンコック」と書かれたチケットがあったので、自分の名前だけは分かった。
 だが、身内や友人の類いは誰も名乗り出なかった。

 レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン:本田貴子)は、涙を流した。 

ポイント:神の代償

 ハンコックが、実は紀元前から生きている人物であることも判明する。
 神や天などと呼ばれ、今はヒーローと呼ばれる存在だとも。
 
 だが、メアリーとハンコックには、さらにおどろくべき秘密があった。
 その事実は、あまりにも残酷すぎる。

 クライマックスで、互いは大きな代償を払う。
 自分の恋心を取るか、彼女の幸せを取るか。
 
 未来のために、ハンコックはある選択をする。

まとめ

 ヒーローに代償はつきもの


余談
 ジェイソン・ベイトマンの吹き替えは、ダンスユニットEXILEのMAKIDAIさんが演じている。

 同じ2008年製作のアニメ『エグザムライ』でも声優を演じている。