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スカイスクレイパー(2018) 義足万能説

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片足を失った男の再就職

 過去の事件で片足を失ったウィル(ドウェイン・ジョンソン:楠大典)は、香港にある超高層ビルのセキュリティを任された。
 妻や子どもも、そこに住んでいる。

 彼を斡旋してくれた同僚は、悪党とグルだった。セキュリティ管理に必要なタブレットを狙っている。
 だが、ウィルはタブレットをジャケットにしまっていた。

 動物園に行くつもりが、具合が悪くなって帰ってきたウィルの家族たち。
 電話管理会社を名乗る怪しい集団を見かける。

 やはり彼らは悪党だった。
 水分で燃える粉をビルの中央階にばらまき、スプリンクラーを作動させて爆破。
 ビルが火の海に。

 
 同僚はウィルを撃とうとしたが、返り討ちに。
 ウィルは悪党に追い回され、タブレットを奪われる。

 ウィルの目には、燃えさかる高層ビルが。
 そこには、家族が取り残されている。

 

家族を助けるために、炎上しているビルへ


 消火用のセキュリティも、ウィルしか動かせない。
 しかも、稼働に必要なタブレットも悪党に取られてしまった。


 助けに向かうが、ウィルは白バイを奪った罪で指名手配に。
  
 特殊部隊に追いかけ回されながらも、ウィルは燃えるビルへ飛び移る。

 ウィルは、悪党に襲われている家族を発見。
 息子と妻を逃がし、あとは娘だけ。

 しかし、ウィルと娘は悪党にとらえられる。

 悪党は、ビルの偉いさんであるジャオ(チン・ハン:上田燿司)が引きこもっているペントハウスの鍵を開けるように指示する。

 このビルは、二つのタービンによって、エネルギーを全て管理している。
 ペントハウスを開けるには、巨大タービンの制御装置を弄らなければならない。

 壁を伝ってタービンまで向かうウィル。

 ロックを解除し、ジャオと対面した。

 そこで彼は、どうして悪党はジャオを狙うのかを知る。

ポイント:過去のオマージュ

 本作は、過去の作品のオマージュが、各所にちりばめられている。

 高層ビルで悪党を倒す展開は「ダイハード」であり、娘のために奮闘する父親像は、や「コマンドー」の展開と言っていい。
 
 ラストの鏡張りの部屋での銃撃戦は、「燃えよドラゴン」を彷彿とさせる。
 銃撃だから「ジョン・ウィック」のオマージュかも。
 

 特徴的なのは、義足が随所で活躍するところだ。

 ロープを使って壁を伝うとき、落ちそうになる。
 そんな場面で、ウィルは義足を使ってロープを固定し、難を逃れた。
 
 ジャオの部屋に入り込むときも、義足を引っかけ棒にして乗り込んでいる。

まとめ

 オマージュは、気にしたら負け。 

余談

 オマージュが多すぎるせいで、批判もあったらしい。
 個人的には「アクション映画の醍醐味」と思っているので、一切気にならなかった。

 映画は細かいところをツッコミ出すと楽しめないので、気にしない方向で。