メン・イン・ブラック2(2002) 復活のK
前作から5年後の話
すっかりエリートエージェントとなったJ(ウィル・スミス:江原正士)。
しかし、出来の悪い相棒と組まされると、記憶を消して引退させまくっている。
惑星ザルタの光という謎アイテムを巡って、サーリーナ(ララ・フリン・ボイル:塩田朋子)という宇宙人が、ビザ屋の主人を殺害した。
Jは捜査に乗り出すが、目撃者の店員ローラ(ロザリオ・ドーソン:本田貴子)の記憶を消せなかった。
消せば自分の存在すら忘れてしまうからだ。
光の在処は、引退したK(トミー・リー・ジョーンズ:坂口芳貞)しか知らないと判明。
だが、前作でJがKの記憶を消し去ってしまった。
Kの命が危ない。
記憶復活!
Kの働く郵便局へ。
そこでは、局長として真面目に働くKの姿が。
だが、彼が熱心に仕事ができたのは、周りの職員が宇宙人だったからである。
自分の経緯も知りたいと思ったKは、Jに先導されてMIBの車に乗る。
Kを復帰させるが、彼の記憶を復活させねば。
機関で記憶回復を試みるが、サーリーナがMIB基地を襲撃。
命からがら、JとKは脱出した。
もう一つの記憶復活装置を求めて、宇宙人の元へ。
装置が機能し、後は脳を再起動させるだけ。
だが、Jがサーリーナが放った追っ手に襲われる。
ここで、Kの記憶が完全復活!
だが、光の場所だけはキレイに忘れていた。
自分で記憶消去処置を施したのだと、Kは推理。
手がかりを求め、再びピザ屋へ。
Kが持っていた写真が、ピザ屋亭主の写真と一致することをしったJは、手がかりを見つけた。
ポイント:ノリと勢いは相変わらず
前作のメンター(先導役)を復活させて、コンビ復活という話。
今度は、ウィル・スミスがメンター役である。
ストレスになるかと思われたが、新旧MIBどちらの持ち味も活かせる、楽しい話に仕上がっている。
マシンがハンドルではなくゲームコントローラーで動かす設定なのが、ちょっと当時の感覚っぽい。
宇宙人が街を闊歩している設定、村社会と化したロッカーの中、隠し武器庫の場所が一般家庭など、社会に宇宙人関連の施設が根付いているという設定があちこちに配置されている。
宇宙的スケールがギャグレベルだが、決して小さくまとまっていない所が、相変わらずMIBしていて面白い。
まとめ
荒唐無稽な設定を、ノリと勢いで押し通す。
余談
マイケル・ジャクソンが、チョイ役の宇宙人として出演している。
それより、吹き替え版に神谷明さんがいたことの方が驚きだ。
野沢那智さんとともに、チョイ役で出演している。