ランペイジ 巨獣大乱闘(2018) ザ・ロックの安心感
宇宙から来た災厄
研究していたサンプルが暴走して、宇宙ステーションが崩壊した。
サンプルを確保した脱出ポットも消滅する。
だが、頑丈なサンプルは大気圏を突破した。環境保護センターに墜落し、狼やワニがサンプルから噴射されたガスを浴びる。
ゴリラとザ・ロック
デイビス・オコイエ(ザ・ロック:楠大典)の友達であるアルビノのゴリラ「ジョージ」も、ガスを浴びてしまった。体格も大きくなり、自分を傷つけたクマのクビをへし折った。
報道を見てかけつけたケイト・コールドウェル博士(ナオミ・ハリス:本田貴子)によると、ガスを浴びた動物は、遺伝子が異常進化し、巨大・凶暴化するという。
サンプルを作った会社は、危険すぎて地球では研究できず、宇宙にて開発を進めていた。それを平気として売る気だ。それが暴走したのだ。
証拠隠滅を図る会社は、軍人崩れの殺し屋を雇う。しかし、巨大狼によってあっさり返り討ちに遭ってしまった。
万策尽きた会社は、特殊電波を本社ビルから発射し、全ての怪物たちをおびき寄せようとする。怪物に解毒剤を打って安全を確保し、再研究を重ねて軍へ売り込むつもりだ。
手話を通して対話を続けてきた経験を活かし、デイビスは彼を救おうとする。
だが、ジョージは保護センターを脱走した。
ジョージを、デイビスたちは止めようとしたが、政府によって全員拘束されてしまう。
関係者のハーベイ・ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン:若本規夫)に事情を説明しても、信じてもらえない。
軍用ヘリの中でジョージは目覚め、さらに暴れ出す。
デイビスは元特殊部隊だった知識を活かし、墜落するヘリから脱出した。
デイビスに救われたハーベイは、デイビスに協力する。
ポイント:ザ・ロックの安心感
ザ・ロックこと、ドウェイン・ジョンソンが一人いるだけで、取り乱さない。
元プロレスラーだけあって、存在感が巨獣以上で、彼だけで巨獣全部始末できるのではないかとさえ思えた。
「もう全部ザ・ロックに任せていたらいいんじゃないか?」とさえ思わされる。
だが、そこはパニック映画だ。そうはいかない。
巨獣たちは銃火器が通用しない。
敵の組織構造もややこしい。
主人公たち、会社、政府、軍隊、そして巨獣が一度に動き回る。
モンスターは白いゴリラ、狼、ラスボスは蒲田くんだ。
思惑もそれぞれ違う。
だが、ザ・ロックは頭が切れる、腕っ節も強い。
彼は軍を翻弄し、
彼が機転を利かせることで、敵会社の社長はざまぁな死に方をするのでご安心を。
まとめ
敵味方が入り乱れる攻防を動かすなら、超個性的な主人公を軸にすればいい。
余談
これ、ゲーム原作らしいね。
ミッドウェイゲームズという会社が出しているアーケードゲームが原作だとか。