『シン・ゴジラ』(2016) ゲームもマネした内閣総辞職ビーム
|謎の生命体 「蒲田くん」
SNSなどで、謎の生命体が目撃される。
多数の情報が寄せられ、政府も無視できなくなる。
「移動を開始しました」
「え、動くの?」
「生き物だからな」
海からでてきたのは、ギョロ目の真っ赤なクリーチャーである。
キモ!
え、ゴジラってこんなんやったっけ?
ただ、車をなぎ払いながら前進するクリーチャーは、すごいリアリティで画面上から迫ってくる。
蒲田くんは立ち上がり、進化する。
自衛隊が攻撃をしようとした。
だが、生存者が残っている。
攻撃は中止となった。
|内閣総辞職ビーム
本作のゴジラは、とにかく怖い。
手がつけられない怖さもそうだが、自然災害としてのゴジラが見事に描かれている。
原子力汚染が原因で発生した怪物であり、反原発などといったメッセージ性の高い作品かな? とい一瞬おもわせられる。
だが、そういった説教臭さより、単純なクリーチャーとしての凶暴さによる説得力が高い。
モーションアクターが野村萬斎さんだそうで、挙動もどことなく歌舞伎っぽい。
自衛隊や米軍の攻撃を食らってキレたゴジラが、紫の炎を吐く。
東京を火の海にし、内閣の偉いさんが乗ったヘリを撃墜する。
ちなみに、ウチの小説講座に通う生徒は、本作を視聴しに行った際、この光景を「小林幸子みたいやなー」と形容した。
|視聴目的は、マフィア梶田見たさ
最初、オレは本作にそこまで興味はなかった。
しかし、劇場まで行って見たかったのは、マフィア梶田さんが出ていると知ったから。
実際、梶田さんはオタアナウンサーで有名な松澤千晶アナと映画の宣伝も担当していたとか。
LIVE チャンネルにて、二人は特派員として、赤いTシャツ着て、レッドカーペットを歩く庵野監督を捕まえる。
マフィア氏
「監督にとってのゴジラの認識とは?」
庵野監督
「初代ゴジラが一番いいですよ。初代にどれだけ近づけるか。そういう話ですよ」
さすがや! ええ質問しはる!
役者として参加した、塚本晋也監督へのインタビュー
「やっぱりね、初代の怖いゴジラが復活したのでね。そこを見ていただきたい!」
|創作ポイント:樋口真嗣のコメント
マフィア氏「脚本で難しかった点は?」
「本物に近づける」
庵野の書いた脚本が、本物でなければいけない。
ゴジラっていないの。
いないけど、全部本物と同じようにしてくれって指示された。
ものすごい調べて、見たことがない人でも本物だって分かるように全部した。
|まとめ
クリーチャーの存在感を知らしめるため、徹底したリアリティを追求する。
●余談
「FGO」
でもマネされている。