さらば あぶない刑事(デカ) (2016) みんなが見たい「あぶない刑事」集大成!
定年まで、あと5日
鷹山敏樹(舘ひろし)大下勇次(柴田恭兵)はもうすぐ定年だというのに中華街でドンパチ!
やっぱ、あぶない刑事といえばドンパチでしょ!
中華街を牛耳っている組織のボスを追い詰めようとしたが、邪魔が入って逃げられてしまう。
翌日、追っていた組織のボスが無残な死体となって発見された。
彼は、日本のヤクザと中国・ロシアマフィアを繋いでいた重要人物だった。
後釜となって現れたのは、南米を拠点とする組織BOBのボス、ガルシア(吉川晃司)だった。
彼は、タカの恋人とも因縁が深い。
課長となったトオル(仲村トオル)は、二人に「捜査から外れろ」と命令を下す。
今回の相手は、あまりにも危険すぎるからだ。
静かに、それでいてホットな対決!
ガルシアは中国マフィアの支配する船に単身乗り込み、マフィアたちを殺害した。
ユージが足を洗わせた青年、川澄(吉沢亮)も、ガルシアたちの動向を追っていた。
川澄を追って、なんと小型船を追い抜く!
「ミュージックスタート!」
といって、「RUNNING SHOT」が掛かるのも楽しい。
逃げた川澄をようやく見つけたユージは、川澄から事情を聞く。
ガルシアの撒いた危険ドラッグのせいで、仲間たちが次々と非業の死を遂げたという。
タカはガルシアと、バーで語らう。
この静かな言葉のかわし合いが、より緊張感を漂わせる。
ユージと協力して、ポータブルHDDを手に入れる。
松村元署長(木の実ナナ)にディスクを渡し、取り引き関連の情報を引き出した。
これで、BOB関連の組織に打撃を与えられるだろう。
だが、追い詰められたガルシアは更なる手を企てていた。
ポイント:お約束アクション
レギュラーのほとんどが定年退職している本作。
田中刑事(ベンガル)も、今ではラーメン屋の屋台を引いている。
だが、舘ひろしといえばバイクに乗ってのショットガン撃ち!
柴田恭兵といえば俊足!
浅野温子といえばコスプレと奇行!
こういったお約束を決して忘れていないところが、実に偉い。
みんなが見たい「あぶない刑事」である。
さすがにトオルは成長しているのか、「女を紹介してやる」って言われても動じなくなったが。
「モテないユージさんに紹介してやるって言われても、説得力がないんですよ!」
と返す始末。
最後だからなのか、アクションもかなり容赦がない。
本作は今までとは比較にならないほどの、ピンチらしいピンチに見舞われる。
窮地に追い込まれても、二人は軽口をたたき合う。
これぞあぶない刑事であろう。
これをいかに切り抜けるのか、それは本作をお楽しみに。
まとめ
ヒーローに安息はない
余談:仮面ライダーメテオVSスカル!
本作は、仮面ライダーメテオ(吉沢亮)と仮面ライダースカル(吉川晃司)の対決でもある。