絶・対・に・創作の役に立たない映画評のブログ

創作に役立つ、オススメの映画を紹介

さらば あぶない刑事(デカ) (2016) みんなが見たい「あぶない刑事」集大成!

f:id:pixymoterempt:20190624212550p:plain

定年まで、あと5日


 鷹山敏樹(舘ひろし)大下勇次(柴田恭兵)はもうすぐ定年だというのに中華街でドンパチ!
 やっぱ、あぶない刑事といえばドンパチでしょ!
 中華街を牛耳っている組織のボスを追い詰めようとしたが、邪魔が入って逃げられてしまう。

 翌日、追っていた組織のボスが無残な死体となって発見された。
 彼は、日本のヤクザと中国・ロシアマフィアを繋いでいた重要人物だった。

 後釜となって現れたのは、南米を拠点とする組織BOBのボス、ガルシア(吉川晃司)だった。

 彼は、タカの恋人とも因縁が深い。

 課長となったトオル(仲村トオル)は、二人に「捜査から外れろ」と命令を下す。
 今回の相手は、あまりにも危険すぎるからだ。

 

静かに、それでいてホットな対決!


 
 ガルシアは中国マフィアの支配する船に単身乗り込み、マフィアたちを殺害した。
 

 ユージが足を洗わせた青年、川澄(吉沢亮)も、ガルシアたちの動向を追っていた。
 川澄を追って、なんと小型船を追い抜く!

「ミュージックスタート!」
 といって、「RUNNING SHOT」が掛かるのも楽しい。
 

 逃げた川澄をようやく見つけたユージは、川澄から事情を聞く。
 ガルシアの撒いた危険ドラッグのせいで、仲間たちが次々と非業の死を遂げたという。

 

 タカはガルシアと、バーで語らう。

 この静かな言葉のかわし合いが、より緊張感を漂わせる。

 

 ユージと協力して、ポータブルHDDを手に入れる。
 松村元署長(木の実ナナ)にディスクを渡し、取り引き関連の情報を引き出した。
 これで、BOB関連の組織に打撃を与えられるだろう。
  
 だが、追い詰められたガルシアは更なる手を企てていた。

 

ポイント:お約束アクション

 レギュラーのほとんどが定年退職している本作。
 田中刑事(ベンガル)も、今ではラーメン屋の屋台を引いている。
 
 だが、舘ひろしといえばバイクに乗ってのショットガン撃ち!
 柴田恭兵といえば俊足!
 浅野温子といえばコスプレと奇行!

 こういったお約束を決して忘れていないところが、実に偉い。
 みんなが見たい「あぶない刑事」である。

 さすがにトオルは成長しているのか、「女を紹介してやる」って言われても動じなくなったが。
「モテないユージさんに紹介してやるって言われても、説得力がないんですよ!」
 と返す始末。
 
 最後だからなのか、アクションもかなり容赦がない。
 本作は今までとは比較にならないほどの、ピンチらしいピンチに見舞われる。

 窮地に追い込まれても、二人は軽口をたたき合う。
 これぞあぶない刑事であろう。
 
 これをいかに切り抜けるのか、それは本作をお楽しみに。
 

まとめ

 ヒーローに安息はない
 
 

余談:仮面ライダーメテオVSスカル!

本作は、仮面ライダーメテオ(吉沢亮)と仮面ライダースカル(吉川晃司)の対決でもある。