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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014) クソリプしたら人生変わったwww

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クソリプで行き場をなくしたシェフ

 一流レストランに勤めるカール・キャスパー(ジョン・ファヴロー:木村雅史)は、創作料理を出したい。
 しかし、オーナーからは「定番料理を出せ!」と叱られる。
 本日のお客は1000万ドルが動くほどのブロガーだ。
 結局、カールは折れるしかなかった。

 翌日、料理ブロガーにディスられる。
 おまけに、SNSによってブログが拡散されていた。
 キレたカールは、ブロガーにクソリプを返す。

 翌日、2000人もフォロワーがついた。

 レストランを退職したカールは、ブロガーと直接対決。
 自分の考えが間違っていないことを主張した。
 だが、それを不謹慎動画として客に投稿されてしまう。

 職を失ったカールに、元妻は「気分転換にマイアミへ行ってみたら?」と提案する。

監督自ら主演!

 本作は「アベンジャーズ」シリーズのジョン・ファヴローが自ら監督、脚本、製作、そして主演までこなした。

 マイアミに着いたカールは、息子に本場のキューバサンドを食わせたいと思った。

 フードトラックを開業しようと、カールはアイアンマンから機材を借りる。

 アイアンマンからもらったのは、1988年もののフードトラック。しかもボロボロだ。

 しかし、カールはめげない。

 元妻は、息子を置いて帰ってしまう。

 仕方なく、カールは息子と一緒に洗車する。

 だが、トレイを捨てた息子に、「使えるからゴミ箱から拾え」と激怒。
 厨房で働きたいなら拾えと。
 
 カールは、息子を連れてフードトラックを始める。
 最初の客は、トラックに機材を載せてくれた人たちだ。

 レストランで二番手になっていた親友のマーティンまで手伝ってくれて、屋台は大盛況に終わる。

ポイント:相手にしていなかったモノが、武器になる

 塗装を終えたカールのフードトラックが、本格始動。
 同時に、息子がSNSで宣伝してくれた。

 カールを苦しめたSNSが、カールの復活を手助けしてくれたのだ。

 今までカールは、息子に対して素っ気なかった。
 一緒に映画も見に行かず、料理のことばかり。
 だが、それは母親と一緒にいた方がいいと思っていたからかも知れない。

 自分は料理以外、何もない。
そういう自己肯定感の欠如が、彼と息子を遠ざけていた。

 フードトラックでの旅を経て、カールはその考えが間違いだったと気づく。

まとめ

 誠実に、難題と向き合えば、苦手が武器になる。

余談

 ぶっちゃけ、親子愛モノの中でも最高の作品の部類に入る。

 ただ、「あのラストはないんじゃない?」という批判も。

 オレも、あのラストには「?」と思ってしまった。