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ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀(1986) 時代のせいで最低評価を受けた傑作

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アヒル星人、地球に降臨

 アヒル星人のハワード(エド・ゲイル:森久保祥太郎)は、アヒルが人間のように進化した星で、ダラダラした生活を送っていた。
 
 なんらかのエネルギーの奔流によって、地球へ落下する。


 ハワードは人間にからかわれ、失意の中にいた。
 ミュージシャンのビバリー(リー・トンプソン:小林沙苗)を助けたことで、共に住むことになる。


 ハワードが自分の星に帰れる方法を探すため、友人のフィル(ティム・ロビンス:子安武人」を頼るが、彼を解剖しようとして口論に。

 ビバリーとも別れ、ハワードは再び一人になる。

 だが、ビバリーからギャラをネコババしていた悪徳マネージャーをこらしめる。

 信頼を勝ち得たハワードは、再度フィルの調査を受けて、新たな情報を得た。

暗黒魔王襲来

 フィルが連れてきた博士は、レーザー光線を使って天体中のガスをしらべていた。
 だが、その事故によってハワードを引き寄せてしまったらしい。

 ハワードを送り返すため、再度実験をするという。

 だが、そこでも事故が発生していた。

 今度は、闇の惑星から魔王を連れてきてしまったという。

 博士は身体を乗っ取られ、魔王となった。

 ビバリーをさらわれてしまう。

 だが、研究所事故の容疑者にされ、ハワードは追われる身だ。

 同じように捕まったフィルと合流し、ハワードはビバリーを助けに行く!

ポイント:そんなにヒドいか?

 当時、本作はゴールデンラズベリー賞を総なめにするほど、低い評価を受けたという。
 ティム・ロビンスなど、試写中に「イヤな汗をかいた」と零すほどである。
 
 確かに、本作は超傑作というか、大作と呼べるほどのスケールはない。
 
 とはいえ、ジョージルーカス総指揮『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のウィラードハイク監督がメガホンを取っている。

 映画だけあって、テンポも良くて内容もハラハラのアクション映画だ。
 ダラ見するには丁度いい。

 オレは「所ジョージさんの吹き替え版」以来、二度目だ。
 が、内容を全部覚えてない状態で見たのが良かったのか、十分楽しめた。

 ネットでの評判も高い。
 
 
 なぜ、このような現象が起きてしまったのか。
 
 
 そこで、1986年代の映画をさらってみた。


 
 バック・トゥ・ザ・フューチャー
 ロッキー4/炎の友情 
 グーニーズ
 トップガン
 プラトーン
 エイリアン2
 ベスト・キッド2

 
 つまり、洋画の絶好調な時期だ。

 そんな中、ハワードザダックは最低評価を受けた。
 時代が時代故、仕方がないのかも知れない。

まとめ

 時代のせいで評価されない作品もある。

余談

 なんと、この作品もマーベルコミックの作品である。

 実際、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』にちょっとだけ出演している。