ネオとモーフィアス、感動の再会! 『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)
|引退したのに
前作はこちら。
pixymoterempt.hatenablog.com
マフィアから車を取り戻した直後、犯罪組織の幹部から依頼を受ける。
「誓約からは逃れられない」と警告されるが、主人公に依頼を受ける意思はない。
追い返した瞬間、家を爆破される。
妻の残した家を破壊された主人公は、幹部へとコンタクトを取る。
依頼は「姉の殺害」だった。
|再び暗黒の世界へ
依頼を実行に移すため、主人公はローマへ。
裏社会のツールを身につけ、幹部の姉のいる場所へ。
主人公と会話中、幹部の姉は自殺してしまう。
幹部姉の護衛にも、依頼人の配下にも命を狙われることに。
|シュールな銃撃戦
前作の「クラブハウスでの撃ち合い」も凄かったが、今回はライブ会場の中での銃撃戦がある。
ヘッドショットの応酬で、人混みの中でも確実にエージェントだけを殺していく。
観客には一発も当たらない。
どうしてヘッドショットが必要かというと、ジョンの装備に秘密があった。
ジョンのスーツは「銃弾を弾く」のだ。
当たったら痛みは伴うが、貫通は免れることができる。
要するに、敵も同じ装備をしている可能性が高い。
よって、ヘッショ技術を用いることは不可欠なのだ。
ジョンはNYじゅうの同僚から命を狙われる。
幹部の姉を殺して用済みになったためか、報復を恐れたか。
殺し屋からすれば、「ジョンと戦うことが目的」なのかも。
前作にも、そんな女アサシンがいたし。
前作でマフィアのボスが話していた「鉛筆だけで敵を殺害」するシーンあり。
その後の、地下鉄の通路にてサイレンサーの撃ち合いが始まる。
この光景が実にシュールだ。
線路をまたいでホームでにらみ合う、ジョンと幹部姉の護衛。
おお、『マトリックス』で見たで!
せやけど、驚くのは早いで!
|モーフィアス「生きとったんかワレ!」
殺し屋から逃げ延びたジョンは、NY地下組織を頼る。
そこのボスを、なんとローレンス・フィッシュバーンが演じている。
モーフィアスやがな! 最高や!
彼はジョンに協力はするが、7発しかない拳銃をよこす。
そして、ラストバトル。
鏡張りの館が舞台だ。
『燃えよドラゴン』のラストを思い起こさせる!
|創作ポイント:リスクを背負う
ジョン・ウィックの強さは、本人の腕もあるが、彼ら暗殺者の互助団体「コンチネンタル・ホテル」の存在も忘れてはならない。
『キングスマン』のような組織を有し、影響力も大きい。
ホテルで問題を起こした相手は容赦しない。
事実、ジョンもライバルとの乱闘中にホテルで騒ぎを起こし、仲直りの乾杯をさせられた。
復讐にとらわれ、あまりにも権力が強い敵を相手にするジョン。
話が進むにつれ、ジョンはその力を行使しづらくなっていく。
こうやって、無双状態から腕をもがれていき、孤立した中での戦闘を余儀なくされる。
|まとめ
強すぎる主人公を作るなら、力を削ぎ落としていくのが効果的。
●余談
口のきけない殺し屋を演じるルビー・ローズは、全身刺青まみれで有名だ。
右腕には『鉄腕アトム』の他『キャッ党忍伝てやんでえ』のプルルンが描かれている。
●余談2
つい最近まで、オレはずっとモーフィアスを
「サミュエル・L・ジャクソン」
がやってるんやとばかり思っていた。
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