マンガでわかる本気で売れるためのヒロユキ流マンガ術 Kindle版 ラノベ作成にも役立つ良書!
「アホガール」作者による、マンガの書き方である。
ヒロユキ氏は
・ドージンワーク
・マンガ家さんとアシスタントさんと
・アホガール
など、アニメ化もされている作品を多数生み出している。
そんな売れっ子作家の創作術である。
Kindleアンリミテッドにあったので読んでみた。
オレはラノベ作家を目指している。
なので、ラノベにも通じるモノがあるのではないか、そうならぜひとも参考にしたいと思って購読。
すごく分かりやすい。
同時に、自分の弱点がなんなのかもよく分かってきた。
この本によると、「テーマが最も大事」であると書かれている。
「自分の中の面白い」
という感情を、
「読者にどんな感想を持ってもらいたいか」
に変換すること。
漠然としたテーマにすると、編集を相手にしたとき
「結局何がしたいのか」
と聞かれたときに答えられなくなる。
テーマ、自分のしたいことが明確だと、軌道修正が容易になる。
その為にはキャラの魅力を引き出すに限ると。
シーンすべてが、キャラの魅力を引き出すことに通じるのだと。
●重要なのは、プロフィールではない!
・アクション(言動)
・リアクション(相手の反応)
・その印象(見せ方)
こそが、もっとも大事であるそうな。
同じシチュエーションでも、書き方次第でまるっきり印象が変わってしまう。
アホの子を描いたとしても、「ウザく書くか」、「可愛く書くか」で、まるっきり違うパターンの作風になる。
お試しとして、「アホガール」の別作例が載っている。
よしこがちょっと可愛くなるだけで、殴れない!
きらら作品かな!?
その他、ものつくりにとって大事な要素とは何かなど、芯に迫った創作術となっている。
けっしてテクニックなどではなく、感情で書くことが全て可能であるという。
逆に、感情をおろそかにしてしまうと、ペラッペラなキャラができあがり、魅力が半減してしまう。
そういった事態を、マンガの例を挙げて分かりやすく解説してくれている。
マンガだけではなく、ラノベでも言えることだ。
また、著者は「マンガを読むこと」を強く推奨している。
いかに自分の好きなことを、他の先生がマンガとして表現しているか。
それを知ることが大事であると語る。
ただ、漫画本なので、参考資料が全てマンガである。
実際に手に取ってもらわないと、作例などは分かりづらいかと。
せっかくKindleアンリミテッドなので、是非とも手に取ってもらいたい。