CABIN(2012) 暗黒『モニタリング』
人間観察ホラー
大学生のデイナ(クリステン・コノリー:本名陽子)は友人のジュールズに誘われ、カート(クリス・ヘムズワース:三宅健太)のいとこが所持している小屋へ泊まりに行く。
ハッパ中毒のマーティ(フラン・クランツ:桜塚やっくん)、真面目なホールデンも同行した。
だが道中、寂れたガソリンスタンドの店主から「お前ら全員あの世行きだ」的なディスられ方をされる。
その不吉さを象徴するかのように、鳥が見えない壁に潰される。
彼らの向かう空間は、とある研究所が所有している研究施設だったのだ。
別荘に着くと、そこはマジックミラーや地下室のある不気味な部屋だった。
ヒロインは地下室へと誘導させられ、ラテン語で書かれた日記を読んでしまう。
それが、ゾンビを呼び覚ます呪文だとしらずに。
一方、研究所では「どんな怪物が目覚めるか」といった賭けが行われていた。
「ゾンビが出てくる」ではダメで、「日記の所有者がゾンビとして蘇る」と、正確に書く必要がある。
なんともバカバカしいルールだ。
惨劇トゥルーマンショーの始まり
暗い森でカートといたそうとしたジュールズが、最初に殺害された。
続いて、散歩に出かけたマーティが襲われる。
ゾンビから逃げてきたカートによって生きながらえた。
全員はならず行動しようとカートは言う。
が、カートが廊下に精神薬を散布され、別行動を取るように提案を変える。
マーティは、自室で隠しカメラを発見する。
この惨劇が仕組まれたもので、自分が「トゥルーマンショー」のように見世物にされていると気づいた。
が、ゾンビの襲撃に遭ってしまう。
ゾンビだらけの場所を出ようと、キャンピングカーに戻った三人は、脱出を試みた。
しかしトンネルは落石によって崩壊した。
積んであったバイクで、カートが崖を越えようとする。
だが、冒頭の鳥のように、カートも見えない壁に激突、死亡した。
ポイント:ネタばらし
本作は、最初から仕組まれているものだと視聴者には分かっている。
タネが分かっている手品で、どう盛り上げていくのかに、スポットが当たる。
他の国でも同様の実験がされていて、しかもことごとく失敗していた。
京都では幽霊は浄化され、他の国では、街ごとモンスターが吹っ飛んでいる。
アメリカだけ、実験が続行されていた。
デイナだけが生き残り、彼女も殺されようとしていた。
しかし、異変が起きる。
まだ生き残りがいたのだ。
デイナが真相を追う中で、この映画は違った顔を見せ始める。
実験の全貌も、浮き彫りになる。
そこから、主人公たちが反撃に出る。
まとめ
この映画は、一本で
・パニックホラー
・SFスリラー
・ざまぁ
の三本が楽しめる。
余談
「古きもの」
とか名前が出てくるので、クトゥルフ系と見なされているらしい。